Sailing Team

全長が470cmであることからこの名前がつけられました。日本を含めて世界中に普及し、1976年のモントリオール五輪からオリンピック種目に採用されました。欧米に比べて小柄な日本人に適した大きさのボートということで、初回のモントリオール五輪から日本が力を入れてきたクラスで、国内では国体の成年男子、実業団、学生選手権などに使われており、レース活動が大変盛んな種目です。

競技者の年齢層も15歳～60歳と幅広く、国内・国外を問わず最も普及しているヨットの一つ。初心者でも比較的、短期間で親しめるクラスのヨットです。ヨット本体による道具としての能力差がほとんどないため、操縦者の高いレベルでの技術力や体力、そして精神力が必要となってくる、と言う競技特性を持つクラスでもあります。

2000年のシドニーオリンピックから採用された2人乗りの艇種です。「海のＦ1」と比喩されるくらい速いスピードでレースが展開されます。選手の素早い判断力や高い身体能力が必要となるため、国内では余り普及していないクラスです。世界的には人気の高い艇種であり、リオオリンピックからは、49erＦＸと呼ばれる女子ペアのワンサイズ小型のクラスが採用されております。

2016年のリオオリンピックから採用された男女混合で乗り込む２人乗りの艇種です。同艇は、「マルチハル」と呼ばれ、2つの長細い船体をトランポリンの様なネットで繋げているのが特徴です。船が細く大きい帆を持つため、船のスピードが速く非常にエキサイティングなレースが展開されています。

通常、船のヒール（横に傾く状態）時に乗員が復元させようと体を船の外側に出し、「ハイクアウト」と呼ばれる作業を行います。こちらの船は、その作業を制限しており体格・年齢・性別のハンディキャップをなくし、座った状態でセーリングを続けることが可能です。スピードを競うよりも風を読み、セーリング技術を競うクラスとなっています